ブログ

リベルタサッカースクール > サッカースクール検索 > 青森県 > 子どものモチベーションを低下させない目標設定の大切さ

子どものモチベーションを低下させない目標設定の大切さ

みなさんこんにちは。
リベルタサッカースクール青森です。

今回は目標設定の大切さについてご紹介します。
よく子どもたちに『目標は何?』と聞く場面があるかと思います。

やった方がいいと思っているけど、
意外とやっていないご家庭も多いのではないでしょうか?

学習やスポーツなどの活動において、
お子さまに目標を立てさせるのはモチベーションを高めるためにとても有効な方法です。

ただ、目標を立てたからといって、
それ自体がお子さまのモチベーションを高めるわけではありません。

自分が立てた目標が達成できたとき初めて、
「自分はがんばればできるんだ」という自己有能感が高まり活動へのモチベーション

となるのです。

反対に目標設定に失敗して目標を達成することができなければ、
自己有能感が喪失してモチベーションを高めるどころか、
かえってお子さまの意欲を低下させる可能性もあります。

お子さまのやる気を高めたいならお子さまが達成できそうな目標を立てることが大切です。

お子さまの達成できそうな目標を立てる以外にも目標設定のポイントをいくつかご紹介します。

【具体的な数字や期間を入れた目標を立てる】

「できるだけたくさん勉強する」「部活をがんばる」というあいまいな目標よりも、

「毎日1時間勉強する」
「サッカーのリフティングを20回以上できるようになる」

といった具体的で明確な目標のほうが望ましいです。

具体的な数字や期限を明確化した目標設定のほうが、
お子さまにもどうがんばればいいかわかりやすく、
目標を達成できたかどうか検証しやすいです。

【自分の能力によって達成できる目標を立てる】
目標を立てるときに「テストでいい順位をとる」「相手チームに勝利する
」といった目標を掲げるお子さまもいると思います。

ですが、いくら自分(あるいは自分たち)が努力してがんばったとしても、
相手がそれを上回っていれば目標を達成が難しくなってしまいます。

そのため、「連立方程式が解けるようになる」や「逆上がりができるようになる」といったように、
周囲の人の能力に関係ない自分の具体的な行動やスキルの向上を目標とするほうがよいでしょう。

仮に目標達成に失敗したとしても、
次に自分が何をすべきかわかりやすいですので、
モチベーションが低下せずに再度目標達成に向けて努力を継続できます。

【できれば複数の目標を立てる】
一つの目標だけだと達成ができなかったときにモチベーションが低下してしまう恐れがあります。

できれば複数の目標を立てるとよいでしょう。

学習だけでなく、スポーツや生活に関する目標でも構いません。

その子の得意な分野の目標を立てると自信をつけさせやすいと思います。

何か一つの側面において「自分はできるんだ」という自己有能感が持てれば、
それが徐々に学習など他の活動に対するモチベーションへとつながっていくはずです。

【お子さまと話し合ったうえで目標設定を】
「お家の人に『○○しなさい』と言われたから」
といった他律的な理由で目標に取り組むお子さまもいます。

ですが、「自分が○○したかったから」という
自律的な動機(理由)を持って目標達成に取り組んだお子さまのほうが意欲は高いことが
研究から明らかになっています。

ぜひお子さまと話し合い、お子さまの納得できる目標を立ててほしいですね。
目標を達成できたという喜びから、次第に自分から目標を発するようになるはずです。

また、目標について親子で話し合う機会はよいコミュニケーションの場にもなります。

みなさんのお子さまが自身の目標を持つことで、自発的な行動が出来ることは非常に嬉しいことだと思います。
是非とも、お子さまと一緒に目標設定をしてみてはいかがでしょうか。