親の先回りが子どもの成長を妨げているかも!?
リベルタサッカースクール宮城です!
残暑お見舞い申し上げます。
各地で猛烈な酷暑となっている2020年の夏。
スクールにおいても、子どもたちの安全を第一で活動しております!
さて、みなさんのご家庭では、学校や習い事の準備を誰がしていますか?
ある時、忘れ物をした小学生の男の子にどうして忘れたのかな?と聞いたところ、
『今日はお母さんが忙しくて入れ忘れたんだと思います。』
みなさんはこの答えをどのように感じますか?
忘れ物は大人になってからもあることですし、あっても無理のないことだと思います。
ポイントは、起きた原因と、それに対する改善策がどこに向かっているかではないでしょうか。
もし、忘れ物しないようにどうしようか?と聞いた時に、
『次はちゃんと入れてもらう!』
なんて回答が返ってきたら(実際そういう答えが返ってきたこともありますが…)、ベクトルがその子自身に向くように色々伝えたいと思います。
保護者の方でも、例えばボールを忘れてきた時に、
『困ると思うので、すぐに取ってきます』
と言って、自宅に取りに戻ろうとしてくださる方もいます。
しかし、それではその子自身の根本的な成長や問題の解決にはなりません。
(ここで言う忘れ物という問題で)大切なのは、その子自身が問題(失敗)を認識し、次回に向けた改善策を考えることです。
最近では、学校などでも“順位をつけない”“成績をつけない”といったケースもありますが、
子ども自身は頑張れる環境があれば頑張るものであるのに、大人が必要以上に傷つけまいと先回りすることで、
成長に必要な少しの刺激や少しの挫折を経験できずに育ってしまいます。
保護者の皆様には、学校や習い事等のその子自身が関わることについては、できる限り『自分でやってごらん』と声をかけていただき、見守っていただきたいと思います。
そうすることで子どもは自然と早く成長していきますので、ぜひやらせてあげていただきたいと考えています。