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子どもがサッカーをするときの冬の服装とは?冬に必要なものや冬場に意識しておきたいことなどもお伝えします!

サッカーはどんな季節でも行うスポーツです。

暑い夏の日も寒い冬の日もグラウンドの上を走りボールを追いかけます。

ベストのコンディションでいるため、健康的にサッカーをするためには暑さや寒さへの対策が必要です。

今回は、サッカーをする時の冬の服装について解説します。

冬場のサッカーに必要なものやあると助かるもの、意識したいことなどをお伝えします。

この記事を読んでいただければ冬場のサッカーにはどんな服が必要かが理解することができ、寒い日でも元気にとサッカーをすることができるでしょう。

寒さはサッカーの敵

「寒さなんか我慢すれば大丈夫」
「体を動かしときゃ暖かくなる」

なんて思っていませんか?

必要な服を紹介する前に、サッカーをするうえで寒さがいかにマイナスの影響を与えるのかを解説しておきましょう。

寒さによって体が冷えると、パフォーマンスが著しく低下してしまいます。

寒さを感じると人間は表面積を小さくしようとして全身を縮めます。
そうすると自然と筋肉も縮まり、固まってしまいます。
筋肉が固まると、瞬発的な動きがしにくくなるだけでなく、血流も悪くなります。

血流の悪化は疲労物質の蓄積に繋がり、結果としてケガもしやすくなります。

つまり、体が寒さを感じてしまうと本来持っている力を発揮できなくなるだけでなく、ケガにも繋がってしまい、今後のサッカー人生にも影響を与えてしまう可能性もあるのです。

寒さはサッカーの敵です。
これから紹介する服装をチェックして寒さへの対策をしましょう。

冬のサッカーに必要な服装


それでは冬のサッカーに必要な服装について紹介しましょう。

子どものためにもここに紹介するものはできる限り揃えておきましょう。

インナー・タイツ

インナーやタイツは夏場に使う通気性の良いものではなく、保温性能の高いものがおすすめです。

練習着の下、ユニフォームの下などに着ることで体が冷えるのを防ぎます。

ただ、サッカーをしていると当然汗をかいてきますのである程度の速乾性のあるものがおすすめです。

一般的な衣類メーカーよりはスポーツメーカーの販売しているインナーやタイツが良いでしょう。

長袖の練習着・プラクティスシャツ

冬場の練習は半袖ではなく、長袖のプラクティスシャツがおすすめです。

単純に着る服の枚数が少なくなり、洗濯が楽になるだけでなく、プレー中も服の重みや煩わしさを感じなくてすみます。

長袖のプラクティスシャツもスポーツ用品店にはたくさん取り揃えていますので、本格的な寒さになる前にチェックしておきましょう。

ピステ

聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、冬場のサッカープレイヤーにとっては必需品と言えるのがこちら、ピステです。

ピステは基本的にナイロン素材でできた上着のことで、フードやチャックがついていないのが特徴です。

余計なものがついていないので、体の接触の多いサッカーをするうえでは相手やチームメイトを傷つけないのでとても重宝します。

またナイロン素材のため、雨や雪の時にも水気を弾いてくれるのでとても便利です。

基本はアップ中や練習中に使うもので、プラクティスシャツではなくピステを着て練習をするチームもあるようなので、それはチームごとに決まりを確認しましょう。

スウェット・ジャージ

スウェットやジャージもサッカーをする子どもたちにとっては必要なアイテムと言えるでしょう。

練習中のみならず、移動中や休憩中、自主練の時などにも使うので1つあって絶対に損はありません。

できれば上下揃ったものを買うようにしましょう。

また、色やデザインがチームの雰囲気と合っているものを選ぶとモチベーションも高まり、サッカーへの前向きな気持ちが生まれます。

ジャージはサッカーのプレー中だけでなく、日常的に使える優れものなので用意しておくと良いでしょう。

ベンチコート

寒い地域の人たちは特に、ベンチコートは必要でしょう。

ベンチコートとは全身を覆うことができるスポーツ用の丈の長いコートのことです。

体を冷やさないように裏起毛になっていたり、表面は撥水性の高い素材でできていたりと屋外での使用に長けています。

基本的には運動中ではなく、待機中や移動中、その名の通り試合中にベンチに座っている時などに使用されます。

ベンチコートは寒さでパフォーマンスが低下しないために必要な防寒具なのです。

冬のサッカーにあると助かるもの


こちらでは、必需品とまではいきませんが、あると助かるものを紹介します。

紹介するものはサッカー中だけでなく、日常使いもできるものなのできっとあらゆる場面で子どもたちを助けてくれることでしょう。

ネックウォーマー

ネックウォーマーは首周りを温めてくれる防寒具で、スポーツ中にも使用できるのが利点です。

首周りはプラクティスシャツやピステでは覆うことができず、部分的に冷たい風にさらされてしまいます。

運動中でなければマフラーで暖めることができますが、運動中にマフラーをつけることはできません。

そこで活躍するのがネックウォーマーです。

ネックウォーマーは基本的には筒状になっていて、運動により外れてしまうことがありません。

安全に考慮しながらも防寒ができるネックウォーマーはサッカーをする子ども達にとってはとてもありがたいものになるでしょう。

ニットキャップ

昨今ではサッカー中に帽子をかぶること子どもが多くなってきました。

夏場、日差しが強い日にはサッカーキャップをかぶって紫外線から頭を守ります。

そして冬場は寒さから頭部を守るために、ニットキャップをかぶることもあります。

注意したいのは、激しい動きに耐えられるようになるべくフィット感のあるものを選ぶこと。
また、ヘディングの際に邪魔にならないようにボタンやボンボン(頭頂の飾り)がないものにすることです。

※サッカーでは競技者の安全を考えているので、主審が危険であると判断した場合には装着は認められないため、ネックウォーマーやニットキャップは試合中には着用できない場合がございます。

手袋

手袋も冬場にあると助かります。

指先が冷えると全身が冷えていくので、手袋をして末端まで温めておくのはとても大切です。

スローインをしやすいような指先だけ出ている手袋もありますが、できれば手全体を温めてくれる手袋がおすすめです。

また、どうしても用意できない場合は軍手でも代用できます。

軍手は1枚だと防寒性は低いので、2枚重ねにすると良いでしょう。

冬の服装で意識したいこと

最後に、冬の服装のポイントをお伝えしましょう。

防寒具の用意だけでなく、以下の点を意識することで、より冬場のサッカーを楽しむことができるでしょう。

速乾性のあるものを選ぼう

冬場は寒いとはいえ、サッカーをしているとたくさん汗をかきます。

汗をかいたままで放置していると、体を冷やしてしまい風邪をひきやすくなってしまいます。

たとえ冬場であれ、速乾性の高いものを着るようにしてすぐに汗を乾かすようにしましょう。

インナーの着替えは用意しよう

汗をかいたままで放置してしまうと風邪の原因になることは先程説明しました。

速乾性のあるものを着ることもとても大切ですが、練習や試合が終わったあとは必ずインナーは着替えるようにしましょう。

冬場は寒さで着替えることをためらってしまいがちですが、着替えずに家路につかないように気をつけてください。

自分の体を守るために必ず汗の含んでいない服に着替えましょう。

色味を揃えよう

これまで紹介したさまざまな防寒着は、チームカラーと合わせた色味のものを揃えるとモチベーションが高まります。

また、チームに対する愛着や仲間意識が生まれ、チームへ貢献しようとする気持ちやチームメイトを大切にしようとする意思が育まれます。

絶対的に必要なことではありませんが、どの色味にしようか迷った時にはチームのカラーを意識するのも良いでしょう。

試合中は基本は短パン

これまでさまざまな防寒具や寒さ対策について説明してきましたが、サッカーは試合中は短パンを履くことがルールで決まっています。

つまり、ジャージやウィンドブレーカーなどで試合に出ることができないのです。

もちろん練習中は長く暖かいズボンを履くことはできますが、試合を想定して短パンで練習をすることも大切です。

練習は試合で実力を発揮するためのものです。

試合と同じ環境をできる限り作ることでより効果的な練習をすることができるでしょう。

気温と自分のコンディションと相談しつつ、判断をしましょう。

まとめ

サッカーは年中季節を問わずに行うことができるという利点もありますが、暑さや寒さの対策をすることが必須になります。

寒さはパフォーマンスの低下だけでなく、体調の悪化やケガの発生にも繋がってしまいます。

サッカーを頑張る子どもたちにとって、寒さは大きな敵になります。

こちらで紹介した防寒具や防寒のポイントを確認して寒さから身を守りましょう!

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