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サッカーノートは子どもの未来を作る!書き方や続ける方法を紹介します!
みなさん「サッカーノート」をご存知でしょうか?
サッカーノートは子どもがサッカーを上手くなるためには欠かせないものであり、現役のプロ選手も書いています。
でも、どう書けばいいのか、なんのために書くのかが分かりませんよね。
今回はサッカーノートの概要、書くメリットや書き方などを分かりやすく説明します。
読んでいただくことで、お子様が今以上に成長するきっかけをつかめることでしょう。
サッカーノートとは?
「サッカーノート」といっても、サッカーの経験がない親御さんにとっては馴染みがない言葉かと思います。
サッカーノートとは、日々の練習や試合を振り返り、自分のプレーを見つめるためのノートです。
今日、どんなプレーをしたか、どんな活躍をしたか、何が上手くいって何が上手くいかなかったのか。
そういったことを自己分析して成長するための糧にするノートです。
かの有名な中村俊輔さんや本田圭佑さんも少年のころから書いていたことは有名な話です。
また、久保建英さん、堂安律さん、大迫敬介さんなどを輩出したJリーグの強豪、川崎フロンターレの下部組織もサッカーノートを書く習慣をつけています。
サッカーノートを書くことで、ただ漠然とプレーすることがなくなり、加速度的に上達をすることができるでしょう。
サッカーノートを書くメリットは?
では、サッカーノートを書くことにより、どんなメリット・効果があるのかを具体的に解説します。
以下のメリットがあることを念頭に置いてノートを書くことで、さらに効果的になるでしょう。
イメージトレーニングができる
スポーツにおいて、イメージトレーニングはとても大切です。
瞬間的な判断が求められるサッカーの世界では、イメージトレーニングができているかできていないかで大きな差が生まれます。
サッカーノートを書くことで、自分のプレーを客観的にイメージする力が養われます。
ノートを書く・読み返す、という行為を繰り返すことで、ノートを書いていない人に比べて倍以上イメージトレーニングをしていることになります。
しっかりとイメージトレーニングをしたまま練習や試合に取り組むことで、その効果はより大きくなることでしょう。
自己分析の意識が身に付く
サッカーノートは自分自身のプレーを振り返るために書きます。
つまり、日々自己分析をすることであり、こうして自分の行動を振り返る習慣はあらゆることに役立ちます。
自分の長所や短所は何か、成長するにはどうすればいいのか、プレー以外でも良い行いをしているかなどを自分自身で考える力が養われます。
効果的なメンタルトレーニングになると同時に、サッカーだけでなく、これからの人生に役立つ力になるでしょう。
目標が明確になる
サッカーノートを書くことで、自分の目指したい方向が可視化でき、目標が明確になります。
やりたいプレー、達成したい目標などを言語化することにより、日々の練習が漠然としたものでなく上達を実感できるものになります。
意識高く練習に取り組むことで上達のスピードも上がり、プレーの質も向上することでしょう。
モチベーションが向上する
サッカーノートは自分のプレーの課題や目標を明確にしてくれることは先述の通りです。
その課題や目標を克服する過程も自分で記録することができるので、はっきりとした達成感を得ることができモチベーションの向上に繋がります。
そうした成功体験や成長の実感は、自信を育む意味でも効果的です。
自信はプレーの質を左右する重要な要素です。
サッカーノートをつけ、モチベーションを高め、自信を育みましょう。
コミュニケーションツールになる
サッカーノートは自分との対話ができるだけでなく、コーチや保護者とも共有することで、コミュニケーションを促すツールにもなります。
子どもが何に悩んでいるのか、どういった挑戦をしているのかが分かれば、適切なアドバイスをすることもできます。
ただ、サッカーノートは基本的に人に見せるために書くものではないので、ノートを見ていいかどうかは本人に必ず許可を取りましょう。
サッカーノートの書き方
概要や効果が分かったところで、具体的な書き方に関しては経験が無いと分からないかと思います。
もちろん書き方は千差万別ですが、1つの指標としておすすめの方法を解説しましょう。
夢や目標
まずは、夢や目標を思い描くことから始めましょう。
ノートの冒頭や最後のページに思いつく限りの夢を書くと効果的です。
夢や目標は行動の原動力です。
やる気が起きないとき、悔しい気持ちになったときに見返して力をもらえるようなページを作っておきましょう。
高学年になると、自分で目標設定をする力が養われると思います。
短期目標・中期目標・最終的な目標、と段階的に目標設定をするとさらに効果が高まります。
また、プレーに関しては「ゴールを決める」といった単純な目標ではなく「1人かわしてゴールを決める」「ゴールに繋げるクロスを上げる」といったようにその過程もイメージすると良いでしょう。
まずは、小さな短期的な目標で構いません。
さっそく書いてみましょう。
練習・試合のフィードバック
日々の練習や試合に対するフィードバックを書きます。
何がうまくいったのか、何故うまくいったのか、どうすればよりうまくいくのか…。
そういったことを自問自答して、できる限り具体的に書いてみましょう。
注意点としては、ただ反省し続けて自分を苦しめるメモにならないこと。
自分の弱さを見つめることも大事ですが、弱さばかり見ていても成長しません。
具体的な行動に起こすことを意識しましょう。
課題をクリアするための練習
フィードバックで見つけて欠点や弱みを克服するための練習を考えましょう。
課題をクリアするためにはどんなスキルが必要なのかを考え、練習メニューを作ります。
トラップミスが多いのであればトラップの練習、ボールのキープ力を上げたいのであればフィジカルトレーニング、など課題が明確になることで練習も具体的になります。
これらを自分で考えてメニューを組めるようになると、コーチの助言をもらわずとも自らどんどん成長できるでしょう。
新しい発見
練習や試合の中で見つけた新しい技術や感覚をストックしておくことも効果的です。
新しいことに触れると人間は成長を実感できるので、サッカーノートを書くモチベーションにも繋がります。
サッカーノートの書き方は基本的には自由ですが、忘れてはいけないのは、書くことが目的ではないことです。
サッカーが上手くなるため、もっとサッカーを楽しむことが目的です。
それを忘れずに効果的にサッカーノートを使いましょう。
サッカーノートを続けさせるには?
「一時期は書いていたけど3日坊主で終わってしまう…」といったお悩みを持っている親御さんもいることかと思います。
最後に、子どもがサッカーノートを続けられるために意識するべきことを紹介します。
反省ではなく改善点を考える
サッカーノートに書く内容が反省ばかりになってしまうと、気持ちが沈んできて書くことが辛くなってしまいます。
ミスに注目しすぎるのではなく、自分が成長した点にフォーカスしたり、改善する行動を探したりすることを意識しましょう。
そのためには最初にお伝えした、目標や夢を忘れないことです。
モチベーションが下がりそうなときは、最初に書いた目標や夢を見返してやる気を取り戻しましょう。
図解やイラストを使う
文章が苦手な人は図解やイラストを使ってサッカーノートを書くこともおすすめです。
プレーの様子を俯瞰で見るような図解を描くと、イメージトレーニングとしても効果的です。
また、イラストを描いたり色を使ってノートを書いたりすることで、楽しい気分でサッカーノートを続けられます。
自分が最もテンションが上げられて楽しみながら続けられる方法を試してみましょう。
本人の気持ちを尊重する
サッカーノートを書くことを強制したりしていませんでしょうか?
サッカーノートは誰かに言われて書かされるものではなく、本人が書きたいと思ったら書くものです。
本人の成長したいという気持ちを信じて、待つことも大切なのです。
その反対に、書きたくないという気持ちも尊重しましょう。
あくまで本人の意志でサッカーに向き合えるように信じることが保護者には必要なことでしょう。
まとめ
サッカーノートは自分のプレーの鏡のような存在です。
サッカーノートが充実してくれば、きっとサッカーも上手くなるでしょうし、逆に何も手をつけなければそれなりの結果しか生むことができません。
こちらで学んだことを参考にしながら、1日10分からでもサッカーノートをつけてみましょう。
サッカーノートをつけて、サッカーをより楽しめるようになることを応援しております!