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サッカーに自信がない子どもへの声かけとは?自信をつける方法や大切さも解説します!


サッカーを頑張る子どもたちにとって「自信」はとても大切です。

応援するパパさんママさんも、子どもが自信に満ちてのびのびサッカーをしている姿を見たいのではないでしょうか。

そこで今回は「自信」に関するお話です。

自信はなぜ必要なのか、なぜ自信を失うのか、そして自信のつけ方や親だからこそできることなどを解説します!

きっとこちらを読んでいただくと、子どもの自信がつき、よりサッカーを楽しめるでしょう。

そもそも自信は必要なのか


「自信は大事!」
「もっと自信を持ちなさい!」

なんて言葉をよく耳にするかと思いますが、果たして自信は必要なものなのでしょうか?

答えは…イエス。自信は必要です!

自信が無いと、プレーに積極性が生まれなくなります。

「自分はできないから、失敗するから」といった気持ちが少しでも生まれると、ボールをすぐにパスしてしまったり、自らボールをもらわなくなったりします。

そうなってしまうと、単純に試合や練習中にボールに触れる回数が減り、実戦経験が少なくなるので、上達しにくくなってしまいます。

また、サッカーはチームプレーとは言え、必ず相手と1対1で戦わなければならない場面に遭遇します。

ドリブルでの1on1だけでなく、高いボールへの競り合いや、どちらのチームも所有していないこぼれ球をマイボールにするために競り合う場面などが正にそれです。

こういった場面において、能力が同じ選手同士だった場合、自信のある選手が勝てることは簡単に想像できるかと思います。

チームを勝利に導くため、サッカーを心底楽しむためには、自信は絶対に必要なのです!

自信がない原因とは?


自信が大切な理由は誰しも理解できるかと思いますが、自信は簡単につけられるものではありません。

ましてや、自信がない子どもが最近は増えているとも言われています。

でも、人間は生まれながらに自信がないわけではなく、基本的には何かしらの原因があって自信を失ったり育めなかったりすることが多いです。

自信を失ってしまう代表的な原因を3つ紹介しますので、まずは原因に気づいて対策をとりましょう。

試合に出られない

試合に出られないという体験は誰しも辛いものがあり、自信を失ってしまいがちです。

人数が多いチームだと、どうしてもレギュラーメンバーとサブのメンバーは分かれてしまいます。

残酷ですが、チームスポーツである以上仕方のないことです。

試合に出られなかった場合、自分を責めることばかり考えるのではなく、何をすれば試合に出られるのかを具体的に考えましょう。

とにかく行動を起こすことです。

具体的な方法に関しては後述します。

成功体験が少ない

成功体験が少ないことも自信を失う要素の1つです。

自信は成功体験の積み重ねによって育まれます。

できた!頑張った!願いがかなった!といった体験が少ないと、自分に自信を持つのはなかなか難しいでしょう。

成功体験が少ないということは、チャレンジした回数が少ないということです。

とにかく、些細な事からでもチャレンジをすることを意識しましょう。

こちらも後述します。

親やコーチに認められていない

子どもが自信を失う理由として最も多いのがこちらかと思います。

親やコーチに怒られてばっかり、否定されてばっかり、「下手くそ!辞めろ」と何度も言われる…

こういった経験が子どもの自信を失わせてしまっています。
子どもに期待するあまり、ダメ出しをしすぎたり、褒めていなかったりしているのではないでしょうか?

かつて当然とされてきた「根性論」は間違っています。

適切な身体のトレーニング方法があるのと同様に、適切な心のトレーニング方法もあります。

子どもをただ感情的に叱りつける親やコーチは未熟です。

子どもが本当の意味で自信をつけられるような環境を整えてあげましょう。

自信をつける方法


では、自信をつける方法について解説しましょう。

以下の方法以外にもあらゆる方法や考え方があります。

こちらはほんの一部ですが、どれも効果のあるものかと思いますので、ぜひ実践してみてください。

1つでも武器を作る

1つ、明確な武器を作ることができれば、きっと自信を得ることができるでしょう。

ドリブル、フリーキック、競り合い、足の速さ、何でも構いません。

自分の得意なことや理想とする選手のことを考えて、自分に合った武器を選んでその練習を繰り返しましょう。

全ての技術が高い完璧な選手はごく僅かです。
短所を補うよりも、長所を伸ばした方が自分が伸び伸びプレーできますし、結果としてチームに必要とされる存在になります。

自分の武器はこれだ!と言えるようになるまで突き詰めて練習をし続けましょう。

小さな成功体験を重ねる

自信をつけるには成功体験を重ねることがとても大切です。

どんな小さなことでも構いませんので「できた」「がんばった」という体験を増やしましょう。

おすすめなのは自主練習の中での成功体験です。

リフティング〇回、〇秒で走れるようになる、などと回数を設定して明確にすると良いでしょう。

そして、子どもだけだと目標設定も自己評価もなかなか難しいです。

ママさんパパさんは積極的に声かけをして、できたことやトライしたことを褒めてあげるようにしましょう。

やる気を高める

やる気は自信の源です。

やる気を高めて取り組めば、自信を失う暇なんてなく、どんどん前に進めます。
自信が無い状態とは、得てして過去の自分にフォーカスがいきすぎている状態です。

一方、やる気が高まっているときは、より良い未来の自分に目が向いています。

やる気が高まれば、きっと自信も生まれてくることでしょう。

やる気の高め方については、こちらをご覧下さい。

チームを変える

自信を失っている原因は、チームや指導者の問題もあるかもしれません。

チームを変えることで、子どもが伸び伸びとサッカーをすることができ、自信をつけられる可能性もあります。

チームを変えることも選択肢の1つとして考えてみても良いのではないでしょうか。

リベルタサッカースクールでは、全ての子どもたちが心からサッカーを楽しめるような環境を用意しております。

また、サッカーだけでなく、人生に活かせる心の強さを養うことにも力を入れています。

今のチームに不満があったり、自信を持てなかったりする方は、一度リベルタサッカースクールを覗いてみてはいかがでしょうか?

親ができること・具体的な声のかけ方


最後にサッカーを頑張る子どもを応援している親御さんができることや具体的な声かけについて解説します。

パパさんママさんの声かけや行動次第で子どもの自信は大きく変わります。

ぜひこちらを参考にして、子どもを成長させるような言動をしましょう。

過程を褒める

子どもへの評価を結果だけで見ていませんか?

勝った、点を決めた、できたかできないか、、

そんな尺度だけで子どもを評価していたら、結果を出せないことがプレッシャーになり、逆に自信を失いかねません。

子どもに自信をつけさせるには褒めることが大切です。
そして褒めるときは、結果だけでなく、過程も褒めるようにしましょう。

「あのゴールの前のドリブルが良かったね」
「しっかりマークできていたから失点しなかったよね」
「練習いっぱいしててえらいね」

といったように、目に見える分かりやすい結果以外の所にフォーカスすることが大切です。

人格を褒める

過程を褒めることも大切ですが、人格を褒めることも自信をつけるには効果的です。

「頑張り屋さんでえらいよ」
「ファウルした後、相手に優しくできてたね」
「あきらめない気持ち素敵だよ」

といったように、子どもの性格や精神性を褒めることを意識しましょう。

人格を褒められると子どもは自己肯定感が高まります。

自己肯定感と自信は密接な関係があります。

積極的に人格を褒めて、子どもの自己肯定感を伸ばしてあげましょう。

問いかける

褒めるだけでなく、問いかけることも自信をつけることに繋がります。

「あの場面はどうしたらうまくいったと思う?」
「どうしてあそこはゴールが決められたの?」
「どうすればもっと上手くなれるかな?」

といったように子どもに問いかけて考えさせることは自信の形成に繋がります。

子どもの脳に刺激を与えて、自分で考える力を養います。

自分で考え、自分で挑戦して、課題を乗り越えられたら自信をつけることができます。

やってあげる、考えてあげるのではなく、子ども本人に超えさせるのです。

自分が変わる

子どもに期待するあまり、子どもを変えようとばかり思っていませんか?
得てして自信が無い子どもの原因は親にあります。

親が子どもを認めていない、子どものプレーや考え方に口を出してしまう、という親御さんは一度冷静になって振り返ってみてはいかがでしょうか?

子どもは親に認められたいものです。
そして、肯定されたいものです。

今の子どもの力を認めて、ポジティブな言葉をかけてあげましょう。

そうできる自分に、親自身が変わっていきましょう。
そうすると子どもも自然と自信を持てるようになるでしょう。

まとめ

子どもが自信をつけるには長い時間が必要です。

また、子どもの力だけではなく、周りの大人たちの力や導き方もとても大切です。

こちらの記事を参考にして、子どもの自信を育みましょう。

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