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ふくらはぎが痛い!サッカーキッズを悩ますふくらはぎの痛みと解消法を解説
サッカーを頑張る子どもたちにとって、最も多いけが、それがふくらはぎの痛みです。
サッカーは言わずもがな、足を使うスポーツであり、走る、蹴る、跳ぶ、着地するといった動作の起点となるのは、ふくらはぎです。
今回こちらでは、ふくらはぎの痛みの種類やその解消方法をお伝えします。
今ふくらはぎが痛い人も、これからサッカーを始める人も、ふくらはぎの痛みに関する知識をつけて、健康的にサッカーに取り組めるようにしましょう。
ふくらはぎは第二の心臓
そもそもふくらはぎは人体の中でもとても繊細でケアが必要な部位だとされています。
第二の心臓とも呼ばれ、血液循環においてとても大切な役割を担っています。
ふくらはぎの筋肉はポンプのようになっており、下半身から上半身へと血液を運ぶ起点となります。
もしふくらはぎの筋肉が疲労し、硬くなってしまったら心臓まで血液を運びづらくなってしまい、全身に疲労感が広がってしまいます。
ふくらはぎのケアは全身のケアに繋がり、逆に言えば、ふくらはぎの不調は全身の不調に繋がってしまうのです。
起こりやすいケガとその対策
サッカーをしている子どもはふくらはぎに痛みを覚えやすいのは確かです。
しかし、その症状と対策方法は千差万別です。
ここではふくらはぎに起こりやすいケガや痛みの中で代表的なものを3つ紹介し、その対策方法もお伝えします。
こむら返り
こむら返りとは、医学的な言葉で言えば「筋痙攣(きんけいれん)」、一般的には「足がつる」状態のことです。
筋肉の疲労やオーバーワークによって筋肉が痙攣(けいれん)して伸縮ができなくなってしまった状態を指し、歩行ができなくなったり足が伸び切ったりします。
その筋肉を伸ばした状態にしておくとすぐに治りますが、一度こむら返りを起こしているということは、疲労が溜まっている状態なので、運動を控えることをおすすめします。
こむら返りを起こさないためには、運動前にしっかりとストレッチをして筋肉に刺激を与えておくこと、こまめに水分補給をして代謝を促すことが重要です。
特に夏場は汗により水分が失われ、疲労物質を代謝することができず、ふくらはぎがつる、ということがよく起こります。
また、服やシューズ、レガースなどが窮屈すぎて血流が悪くなると起きる可能性も高まりますので、自分にとって心地の良い装いにしましょう。
肉離れ
肉離れは、筋挫傷と呼ばれるもので、その名の通り、筋肉の損傷を指します。
筋肉の部分断裂・筋肉と骨を繋ぐ腱の損傷などが肉離れにあたり、肉離れを起こすと歩行が困難になるほどの激しい痛みに襲われます。
こむら返りのように一時的な痛みではなく、損傷なので、内出血を起こして赤くなったり腫れたりする場合もあります。
もし肉離れを起こしてしまったら、すぐにアイシングをして炎症をおさえることが絶対に必要です。
そして、患部を指で押して痛みを感じなくなくなるまで運動をしないことです。
完治していないまま運動をしたら、そこがまた損傷を起こしてしまうだけでなく、その患部を守ろうとして他の部位の怪我にも繋がってしまいます。
絶対に安静にしましょう。
肉離れを起こさないためには、アップ・クールダウンを怠らずふくらはぎに疲労を溜めない意識が必要です。
成長に伴う痛み
小学生によくあるのが成長に伴う痛みです。
筋肉や骨の成長速度の差による痛みは、骨端軟骨障害と呼ばれています。
骨端軟骨障害は、成長段階でスポーツなどによって無理な力が加わると、炎症を起こしてしまい、痛みが出てしまいます。
また、骨端軟骨障害以外にも夕方から夜、特に寝る前に、突然痛みに襲われて、ある程度時間が経過すると痛みがなくなっているという現象もあります。
原因ははっきりと分かっていませんが、心的疲労やストレスなど、心理的なものが要因となって起こる痛みとも言われています。
大きな怪我に繋がる痛みではありませんが、心の負担が肉体にあらわれているとされていますので、対策していきましょう。
パパさんママさんのできることとしては、
痛いところをを優しくさする、暖かくする、抱きしめるなどスキンシップをとると良いでしょう。
また、サッカーをすることが心理的なストレスになっていることも考えられます。
子どもとたくさん話をして、悩みを聞くこと大切でしょう。
ただ、いつも同じところを痛がる、痛がる回数が多い、日中も痛がるなどの場合、他の疾患も考えられますので早めに整形外科を受診しましょう。
ウォームアップとクールダウンは必須!
ふくらはぎの痛みを起こさないためにはウォームアップやクールダウンをすることはとても重要です。
運動前にはしっかりと筋肉を収縮させる動的ストレッチを、運動後には筋肉の緊張をほぐすような静的ストレッチやマッサージが効果的です。
例えば、股関節、ふくらはぎ、アキレス腱などのストレッチを紹介しておりますので、詳しくは、こちらのコラムをご覧ください。
怪我をしてしまうとせっかくの楽しいサッカーライフを棒に振ってしまうことになります。
ストレッチをしっかりして怪我をしない体を作りましょう。
まとめ
ふくらはぎの痛みはサッカーをする子どもたちにとっての天敵になります。
こちらで紹介した対策方法や解消方法を参考にして、ふくらはぎの痛みを対処しましょう。
また、すでに痛みが出てしまっている人は無理をしないことが大切です。
今後のサッカー人生に影響しかねない大きな怪我に繋がってしまいます。
無理せず、しっかりとアップとクールダウンをして、ふくらはぎの健康を守りましょう!