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熱中症対策!サッカーを頑張る子どもたちを暑い日差しから守る方法とは?


猛暑が続く夏、サッカーキッズたちを危険にさらすのが「熱中症」です。

熱中症を甘く見てはいけません。

今回は熱中症の対策や対処法を詳しくお伝えします。

こちらを読んで、熱中症から子どもたちを守りましょう!

熱中症とは


熱中症とは、気温や湿度の高まりにより体内に熱が溜まり、体温調節ができなくなることで身体の機能が停止してしまう現象です。

【熱中症の主な症状】
・ 手足の筋肉がつったり、ピクピクけいれんしたりする
・ めまいや立ちくらみがある
・ 体がぐったりして、吐き気や頭痛を訴える
・ 汗がとぎれなく出る、もしくは汗が全く出ていない
・ 体温が高く、皮膚をさわるととても熱くなっている
・ 声をかけても反応しない
・ まっすぐ歩けない
・ 自分でうまく水分補給ができない

年齢に関わらず発症する熱中症ですが、子どもは大人より体重に対する体表の面積が広いこと、背が低く地面からの照り返しの影響を受けやすいことから、熱中症になりやすいと言われています。

具体的な熱中症対策を知ろう!

熱中症はとても危険であり、対策をする必要があります。

以下に具体的な対策や対処法を紹介しておりますので、チェックして実行するようにしましょう。

熱中症対策:水分補給


熱中症対策において、水分補給は最も重要です。
熱中症は体内の水分不足から発症するケースがほとんどです。

特にサッカーはたくさんの汗をかくスポーツなので、小まめな水分補給が必要不可欠です。

試合・練習中は20〜30分に1回は休憩をとり、必ず水分をとるようにしましょう。

水分と同時に塩分やミネラルも必要なので、薄めのスポーツドリンクを飲むのが最適です。

芝や人工芝の上ではスポーツドリンクを飲めない場合もあるので、その際には塩飴を舐めるのも効果的です。

また、運動中だけでなく、運動前にもしっかりと水分をとっておくことも大切です。
運動する2,3時間前からこまめに水分補給をして、体内に水分がある状態を作っておきましょう。

熱中症対策:練習・試合中には


水分補給をするだけでは、完璧に熱中症の対策ができているとは言えません。

以下に紹介することも、熱中症対策として効果があるのでぜひ実践しましょう。

時間や場所を選びながら練習をする

日中に試合や練習がある場合はこまめな水分補給、休憩をしましょう。

自主練習をする際には、最も気温が高くなる13時〜15時あたりの運動は避けて、朝や夕方に行うことを意識しましょう。

どうしても日中しか時間が取れない場合は、屋外ではなく屋内でできるメニューに切り替えて直射日光のなるべく当たらない環境で練習しましょう。

帽子を被る

どうしても屋外で運動をしなければならない場合は、帽子を被るのがおすすめです。
スポーツショップに行けば、サッカーの練習専用の「サッカーキャップ」というものを買うことができます。
ツバが柔らかく、通気性も良いのでサッカーをしながら帽子を被ることができます。

色は日光を反射して熱を溜め込まない、白がおすすめです。

サッカーキャップに関しては、こちらのコラムに詳しく載っていますので、ぜひご覧ください。

体を冷やす

熱中症は体温が高まることによって発症するので、体を冷やすことも対策になります。

冷えたタオルやペットボトルなどを、首筋・脇の下・足の付け根などに当てると体温を下げることができ、とても効果的です。

運動時に効果があると言われているのは、手のひらを冷やしておくことです。

これは手掌冷却と呼ばれるもので、熱中症対策としては大きな力になりますので、ぜひ運動前には手のひらを冷やすようにしましょう。

着替える

運動後はすぐに着替えることを意識しましょう。
アンダーシャツが濡れていると、皮膚呼吸を妨げてしまい、体温がこもってしまいます。

練習や試合が終わったあとは、乾燥している清潔なアンダーシャツに着替えて、体温を下げるようにしましょう。

着替える際にはタオルや冷感シートなどで体をふくことでより効果的に対策をすることができるでしょう。

熱中症対策:体調管理


運動の前後や運動中だけでなく、日々の生活習慣を整えることも大きな熱中症対策になります。

特に重要な「食事」と「睡眠」について簡単に解説しましょう。

食事

体調を整える基本は食事からはじまります。
当然のことですが、1日3食を適切な間隔で食べ、栄養もバランス良く取り入れることで健康な体を維持できます。

特にサッカーをする子どもたちには、エネルギーとなる炭水化物、タンパク質、糖分などは必要不可欠です。

そして、熱中症対策としては塩分を適切にとることも大切です。
間食を塩むすびにするなど、意識的に塩分がとれるように工夫しましょう。

睡眠

食事と同時に睡眠も体調管理をするうえでとても重要な要素です。

寝不足になると、前日の疲れを完全に解消することができずに、疲労が体に蓄積してしまいます。

また、それにともなって自律神経が乱れてしまい、体温調節機能が正常に働かなくなってしまいます。
寝不足は熱中症の大敵なのです。

しっかり食べてしっかり寝る、規則正しい生活を心がけましょう。

熱中症の対処法


これまで紹介した対策をとっていても、万が一、熱中症になってしまう可能性もあります。

呼びかけても応答がない・自分で水が飲めないようであれば、すぐに119番に電話をして救急車に来てもらいましょう。

もし水が飲めるようであれば、経口補水液を飲むのが最適です。

また、すぐに患者を涼しい場所へ移動することも大切です。
木陰や涼しい部屋など、直射日光の当たらない場所へ避難しましょう。

そして、服を脱がすかゆるませるかをして血流を流します。

体温を下げることが必要なので、保冷剤や冷えたペットボトルなどで手首や足首・脇・膝裏など血管が近い場所を冷却しましょう。
うちわであおいだり、扇風機を当てたりして、体を冷ましながら回復を待ちます。

症状が悪化したり、手足に痺れがでたりした場合にも、すぐに救急車を呼びましょう。
救急車を呼ぶか迷った時は、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口(♯7119)に連絡してみましょう。

まとめ

熱中症は命を落としかねない、とても危険なものです。

こちらに紹介した対策をしっかりと実行して、熱中症にならないように意識しましょう。

また、こちらのコラムでは、サッカーを頑張る子どもたちや、そのママさんパパさんのお役に立てるような情報を随時発信しております。

ぜひチェックしてみてください!

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