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サッカーソックスって履く必要あるの?子どもも大人も必見のサッカーソックスの知識や選び方!

サッカーソックスとは、サッカーをする際に必ず履く必要のある専用のソックスのこと。
通常のソックスよりは長く分厚いのが特徴です。

今回はサッカーソックスを履く理由、選ぶポイントや履き方などを説明するだけでなく、お悩みとしてよくある臭いソックスの洗い方までお伝えします。

こちらを読んでいただければ、サッカーソックスについて理解が深められ、よりサッカーを楽しむことができるでしょう!

なぜサッカーソックスを履く必要があるのか?


きっと多くの人が、サッカーソックスの存在自体は知っていて、履かなければならないことも理解はしていることと思います。

ただ、なぜソックスを履く必要があるのか、履くことでどういった効果があるのか、といったことをしっかり説明できる人は少ないでしょう。

日本サッカー協会(JFA)公式の競技規則の中の「第4条 競技者の用具」における「2.基本的な用具」の項目にこのような記述があります。

競技者が身につけなければならない基本的な用具は、次のものであり、それぞれに個別のものである。
・袖のあるシャツ
・ショーツ
・ソックス – テープもしくはその他の材質のものを貼りつける、または外部に着用する場合、着用する、もしくは覆う部分のソックスの色と同じものでなければならない。
・すね当て – それ相当に保護することができる適切な大きさと材質でできていて、ソックスで覆われていなければならない。競技者は、すね当ての大きさと適切さに責任を負う。
・靴

参照:https://www.jfa.jp/laws/soccer/2024_25/#004

つまり、ルール上、ソックスは履かなければならず、すね当てを覆うほどの長さが必要である、というように解釈できます。

すね当ては怪我防止のために、簡単に外れてしまわないようにしておく必要があります。
サッカーソックスはそういった安全面への配慮のために履くことが義務付けられている用具なのです。

サッカーソックスを選ぶポイント


サッカーをするなら絶対に必要なサッカーソックス。

必要なことは理解できたかと思いますが、いざ購入する際にどんな基準で選べば良いか分からないかと思います。

以下にサッカーソックスを購入する際のポイントを解説しますので、購入の際の参考にしてみてください!

サイズ

サッカーソックスは素足と同じサイズのものを買うようにしましょう。

たまに、素足ではなくシューズのサイズに合わせたものを買う人がいますが、これは間違いです。

サッカーソックスはフィット感が重要です。

大きすぎるものだと、シューズの中でソックスがズレてしまい、グリップが効かなくなったり、靴擦れを起こしてしまったりします。

ソックスのサイズが合っていないと怪我にも繋がるので、必ず素足と同じサイズで、ぴったりとしたフィット感があるものを購入しましょう。

素材

素材に関しては、商品やメーカーによる違いはほとんどありませんが、可能な限り厚めの生地で丈夫なものをおすすめします。

サッカーは足を使って行うスポーツでありながら、走る、止まる、飛ぶといった動作も加わり、ソックスに多くの負担がかかります。

薄手の生地だとすぐに穴が空いてしまい、使い物にならなくなってしまいます。

厚手の生地だと丈夫なうえに衝撃吸収もしてくれるので、意識して選びましょう。

また、通気性・速乾性があるものだとなお良いです。

サッカーソックスは汗、砂のグラウンドの場合や雨の日には汚れにまみれて、蒸れやすく・臭いも発生しやすいです。

通気性・速乾性があるものだと、蒸れを防止でき、ソックスを清潔に保つことができます。

かつてサッカーソックスの形は1つでしたが、現在は進化を遂げてさまざまな形のサッカーソックスがあります。

主な種類としては、
・ノーマルタイプ
・5本指タイプ
・セパレートタイプ
です。

ノーマルタイプは、通常のソックスと同様の形をしており、上部が長く設計されています。
普段使いのソックスはこちらで一切問題ないでしょう。

5本指タイプは、足指の部分が5つに分かれているタイプのサッカーソックスです。
足のグリップが効くので、動きやすく転倒しづらい点が大きなメリットです。

最近ではこの5本指タイプはプロの選手もよく使っています。

セパレートタイプもここ最近とても人気な形になります。
足首から上あたりでセパレートすることができるタイプのサッカーソックスで、軽い練習時などに活躍します。

自分のスタイルを意識して、自分に合ったサッカーソックスの形を考えてみましょう。

色・デザイン

サッカーソックスの色は、基本的にはユニフォームと合わせた色になります。

チームによっては色が明確に指定されているところもあるでしょう。

練習中もチームによって使用するサッカーソックスはそれぞれですが、自由にできるチームも少なくありません。

代表チームや有名クラブのサッカーソックスもありますので、そういったソックスを使ってモチベーションを高めることもできます。

サッカーをする子どもが楽しんでやれることが一番なので、子どもが履きたくなるようなソックスを選ぶと良いでしょう。

サッカーソックスの履き方


サッカーソックスは大きく分けて3つの履き方があります。

どの履き方もルールの範囲内を外れなければ問題ありません。

ファッショナブルに楽しんでサッカーができるので、モチベーション向上にも繋がることでしょう。

ノーマル履き

ノーマル履きはその名の通り、普通のサッカーソックスの履き方です。
折り目に従って、上部を膝が出るように膝下で折り返して着用します。

膝が自由に動きますし、すね当てもしっかり入るので安心してプレーすることができます。

ヒザ上履き

ソックスの上部を折らずに、膝上まで覆うように履くのがヒザ上履きです。
元フランス代表のストライカー、ティエリ・アンリがこの履き方をしていたことが有名で、別名アンリ履きとも言われています。

足が長く見えるので、スタイリッシュな印象を与えてくれます。

また、転倒した際に膝の怪我を予防してくれることも良い点です。

ストレッチ素材でないとやや動きづらくなってしまうので、ヒザ上履きしたいならそれに合ったソックスを選ぶようにしましょう。

他にもソックス全体を緩ませて、脛の上部あたりまで下ろして履くのがルーズ履きがありますが、すね当てが少しでも見えてしまう場合はルール違反になってしまうこともありますのでおすすめしない履き方にです。

臭いのきついサッカーソックスの洗い方


ママさんパパさんにとっては悩みの種になるのがソックスの臭い。
汚れたまま放置していると、とんでもない臭いになってしまいます。

そこで、臭いサッカーソックスの正しい洗い方を紹介しましょう。

おすすめは、高めの温度のお湯に漬け込むことです。

サッカーソックスの臭いの主な原因は、雑菌の繁殖です。
菌は高温が苦手なので、お湯によって菌を除去します。

60℃のお湯に30分ほど漬け込んだ後に洗濯をすることで臭いの防止になることでしょう。
時間があるのであれば、一晩つけ置きをしておくのも効果的です。

その際にはぬるま湯に、除菌・抗菌効果のある洗剤を入れると良いでしょう。

洗濯後は乾燥機に入れるか、天日干しができると完璧です。
意識するべきポイントは、菌の繁殖を防ぐことです!

ソックスでモチベーションアップ!


練習時に使うサッカーソックスは自由なものが多いと説明しましたが、リベルタサッカースクールは毎年、数回行われる合宿においてランクアップテストというものを実施しており、合格をするとソックスの色が変わっていきます。

柔道や空手の帯の色をイメージしていただけると良いかと思います。

明確に目標設定ができ、目標に向かってコツコツと努力をすることで目に見えて成果があるのでモチベーションも高まりやすく、スクール生からも人気の取り組みです。

サッカーを続けるうえで、目標設定をしてモチベーションを維持し続けることはとても大切です。

まとめ

サッカーソックスは、すね当てをしっかりと固定するために絶対に履く必要のあるものです。

こちらで紹介した、購入のポイントを意識して自分に合ったサッカーソックスを選ぶようにしましょう。

また、臭いを防止して長持ちさせるためにも、洗濯の方法も参考にして実践してみてください。

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